まずは1950年代のボックスを見てみましょう。 1950年代のスポーツモデルといえば、GMT Ref.6542、リューズとショルダーガードのないサブマリーナー、エクスプローラー Ref.6350など。1940年代から1950年代前半までのタイプは、小ぶりなロングシェイプのボックスでした。時計を横向きに収納できるボックス（棺箱）が主流で、1950年代の初期モデルと1960年代以降の後期モデルに分かれます。前述の棺箱の他に、時計を固定するためのC型リングが内側に付いた箱もあり、どちらも特徴的なのはロレックスのトレードマークであるEの文字のフォントです。 Ref. 6234 のボックス）は裏地なしです。実際に時計を入れてみると、後年に比べると非常に小さく見えますが、サイズもちょうどよく、見かけたらぜひお見逃しなく。

続いては、初期のRef.5513やRef.6239など、1950年代後半から1960年代後半のボックスを見ていきましょう。この時代の内箱は立体的なものが多く、内外箱は大と小の2種類があり、現存数は極めて少ない。また、今の時代、よく似た偽物の箱が多く出回っておりますので、ご注意ください。大きいサイズは、内側のボックスが斜めの立体的な形状をしており、ボックスの輪郭が金色のラインで描かれているスポーツボックス、小さいサイズは、横から見るとわずかに傾いているクラシックまたは女性用のボックスです。王冠のロゴは蓋の中央にあり、大きい方のボックスは蓋の側面の中央にあります。スポーツモデルの箱は時計を板に吊るして固定しますが、クラシックモデルはC型のリングで時計を固定しますが、スポーツモデルは小さな箱に収納されているものもたまに見かけます。ボックスの内側は、スポーツモデルは木製地、ウィメンズモデルなどのクラシックモデルはシルバー色です。また、スポーツモデルでは箱を開けると内側にロレックスの商標が入っていないものが多いですが、これは保証書やその他の付属品を入れるためのものと思われますが、非常に珍しいものです。アンティーク時計。