夜光塗装を施していないシルバーのリネンダイヤルのコントラストが今となっては非常に斬新で、6時位置のシグマ[σ]マークとの相性も抜群です。文字盤を拡大してよく見てみると、文字盤の端に細かい傷がございますが、肉眼ではほとんど目立ちません。フォルトエッジディスクとはまた違ったリネンの表面の細工が文字盤に立体感を与えており、この色のデザインのログダイヤルは初めて見ました。

冒頭で述べたように、ケースは未研磨の状態で、ベゼルには変形の痕跡は見られず、写真からも大まかに感じられます。厚みがあり、裏蓋にはギザギザがあり、使用された形跡はあまりありません。ストラップは55番の6251H記念折りたたみストラップです。写真のストラップは全く緩んでおらず、非常に珍しい状態です。ストラップはしっかりと接続されており、エッジは鋭く角張っています。バックルの日付は1972年第4号で、年式も同じです。

状態を重視するコレクターにとっても、この Ref. 1601 は非常に珍しいものであることがわかります。付属品が揃ったオリジナルのRef.1601はなかなか手に入らないかもしれませんが、今後クラシックアンティークを選ぶ際の参考にもなるかもしれません。シルバーのリネンの文字盤が好きで、それを共有しているときに、新しいロレックスの文字盤も見ました。