今回紹介する5桁デイトナRef.16520は、自動巻きデイトナの第一世代で、ムーブメントはEL PRIMEROゼニスムーブメントCal.4030です。前回の記事でその詳細の一部を簡単に紹介しました。ここでは繰り返さない。続いては1989年に製造されたRef.16520です。Ref.16520は1989年に生産が開始されたので、ちょうど1989年が生産開始年になります。文字盤は4本のラインが刻まれた非常に珍しいマークII文字盤です。ご存知の通り、EL PRIMEROには様々な文字盤とベゼルがあり、組み合わせによって希少性も異なります。昔ロレックスが好きだった人の多くは、おそらく複数の時計を所有しており、市場も今よりも美しかったです。その中でも初期の文字盤とベゼルの組み合わせは最も希少で、今でも多くのコレクターが探しています。初期の文字盤は非常に特徴的でした。マーク I の場合は文字盤にテキストがありましたが、このマーク II では文字盤の 12 時の位置に 4 行のテキストがあるだけで、これは今でも珍しいことです。ちなみに、いわゆる「跌字面」とは、12時の方向に5行のテキストがあり、COSMOGRAPHの最後の行の前に空白行があることを意味します。興味のある方は、インターネットで検索してください。
このマークIIの文字盤。トリチウム夜光物質が、ブラックの文字盤と対照的な、雰囲気のある色に褪せていきます。この年代のスポーツモデルのブラック文字盤はザラザラ感があることが多いですが、光の下で虫眼鏡で見ないとわかりません。時代の特徴なのであまり気にする必要はないと思います。ベゼルはマークIIベゼルで、先ほども触れた225スケールのベゼルです。文字盤と同様に、非常に特徴的なデザインになっています。写真のベゼルはあまり磨かれていません。この時代のスポーツモデルはメンテナンス時に何度も磨かれることが多いため、ベゼルが変形している時計はよくあります。 EL PRIMERO は文字盤が非常に重要ですが、ベゼルの形状も時計の外観に大きく影響します。この希少な Mark II ベゼルであっても、磨きすぎると魅力が大きく損なわれます。写真では多少の傷はあるものの、鱗がはっきりと確認できる希少品と言えます。ケースはベゼル同様に磨きの跡が残っているものの、全体の形は充実している。初期にしかなかった厚みのあるケース。Eヘッドまで見え、フィッシュとも呼ばれる。プレートケース。これはステンレススチールとツートンゴールドモデルのみに付属する時計ケースなので、このタイプの時計ケースが好きで初期モデルを選ぶ友人が多くいます。
ストラップは78360、ヘッド番号503、20mmシングルバックルストラップです。少し緩いですが、変形もなく、1980年代の時計ベルトとしては状態良好です。留め金の数字は時代に合わせて[N]。希少なマークIIダイヤルなので、間違いない事を祈るばかりです。 EL PRIMEROの魅力の一つは、文字盤やベゼルのバリエーションが豊富で、好みの組み合わせを選べること。RやLの付く初期の時計は数が非常に少なく、入手がかなり難しく、いまだにそれを探しているコレクターは多いと推測されます。アンティークウォッチにしろ【EL PRIMERO】にしろ、こういった特徴的な文字盤の方が人気のようです。 [4本のラインマーク]はマークIIの文字盤の特徴であり、ベゼルの255の目盛りもマークIIのベゼルの特徴です。この[2+2]の組み合わせはLヘッドのみで、非常に珍しいと言えます。スタイルも少ないです。編集者はかつて購入を検討したことがあったが、躊躇するうちに、この古いデイトナに対する心理的予算を知らないうちに超過してしまった。今後は良品は入手困難になると予想されます。やはりデイトナの自動巻きモデルとしては初代であり、記念価値はあります。良品の【EL PRIMERO】に出会えたら、一見の価値があると思います。