今回ご紹介するのは、1994年に製造されたエクスプローラー Ref. 14270です。付属品一式と米国保証書が付属しています。時計の番号はSから始まります。時計コレクターにとっては、必ず通らなければならない道の探検家とも言えるでしょう。生産期間はわずか10年ほど(1990~2000年頃)ですが、途中で興味深いディテールがアップデートされたため、詳細。時計にこだわるコレクターが探し求めているモデルです。今回ご紹介したRef.14270は魅力的な時計です。Ref.14270の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
まず文字盤ですが、トリチウムの夜光色が少し褪せてクリーム色になっているのがわかりますし、針の夜光色も均一に見えます。拡大鏡でよく見ると、文字盤の中央に多少のザラつきが見られます(写真ではよく分かりませんが)が、幸いこの時代によくあるひび割れや、アワーマーカー周りのザラつきは見られず、状態良好。時計です。
ケースは未研磨ではありませんが、過度に研磨された感じはなく、形状はよく維持されており、豊かで力強いように見えます。時計の番号はS9から始まり、これはサイドラグ穴が消え始めた時期であるため、後期のRef.14270時計の独特の魅力も持っています。ベゼルも見栄えが良いです。ケースと同様に、磨きすぎている感じはありません。エッジは丸みを帯びており、指でなぞると少し痛いほどです。 Ref.14270は30年以上の歴史があるため、多くのメンテナンスを受けており、メンテナンスには研磨が伴うことがよくあります。複数回の研磨によりケースとベゼルが薄くなるのはよくあることです。ベゼルの状態によって、この時計の感覚が違います。中古時計を購入するときはこの部分に注意してください。
ストラップ番号は93150で、20mmサブマリーナストラップです。ただし、Ref.14270とRef.16570もサブマリーナストラップを採用しています。この時計のストラップを見ると、時計愛好家の中には、これが米国で製造された時計であるとすぐに認識する人もいるでしょう。これは、以下で共有する保証書の記録と一致しています。ストラップもあまり変形しておらず、バックルのRマークも時代に合わせてあり、素晴らしいストラップです。さらに、米国で生産されるすべての時計にサブマリーナーストラップが使用されているわけではありません。
最後に、箱、保証書、カードホルダー、小さなカレンダー、エクスプローラーブックレット、米国版ブックレット、小さな赤いタグなどの付属品を見てみましょう。アメリカの保証書ならではの特徴であるストラップ番号や文字盤カラーなど、様々な情報が記録されているのも非常に興味深いです。出荷時の情報が記録されており、書類としての評価も高いです。上記のアメリカ保証書といえば、カードホルダーとアメリカ冊子も必需品です。エクスプローラー冊子ももちろんアメリカ版です。付属品の充実度は稀有と言えるでしょう。また、近年好評を博しているアメリカの保証書は、他の保証書に比べて、より多くの情報を見ることができるので非常に魅力的です。アンティークウォッチの価値が認識されるにつれ、アンティークウォッチよりも、アンティークウォッチのレベルに近いRef.14270の完全な付属品を求めることが容易になるはずです。